HAYABUSA simulator
Image credit: JAXA
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月18日、小惑星探査機「はやぶさ」のミッションを体験できる「はやぶさシミュレーター」を、11月21日から種子島宇宙センターの宇宙科学技術館に公開すると発表した。
「はやぶさ」は2003年に打ち上げられ、2005年に小惑星イトカワに到着し、サンプルを採取。多くの故障を抱えながらも、2010年に地球へ帰還した。このシミュレーターでは、そんな「はやぶさ」の打ち上げから地球スウィングバイ、小惑星イトカワへのタッチダウン、そして通信途絶からの回復、大気圏への再突入などの運用を体験できるという。
 また人工衛星や宇宙探査機の軌道について学べる人工衛星軌道シミュレーションも併せて導入されるとのことだ。
 体験方法は、最初に操作等の説明があり、その後、プレイヤー自身が考えながら、マウスやタッチパネルを操作して各ミッションにチャレンジしていくというものとのこと。対象年齢は
小学高学年から中学生で、映像を見ながら直感的に操作できるため、それより低い年齢でも体験できる仕様となっているそうだ。シミュレーションを通じ、科学や理科・地学を学ぶとともに、困難にも立ち向かい何度も挑戦する諦めない心などの向上心を養うことを目的としているという。
 一般公開に先立ち、11月21日には公開セレモニーが開催される。また「はやぶさ2」打ち上げ前日に当たる11月29日には、記念講演会と『HAYABUSA2: Return to the Universe』の上映会も開催されるとのことだ。事前申し込みは不要とのこと。

■日時
1. 公開セレモニー
平成26年11月21日(金)14:30~15:30
2. 記念講演及びビデオ上映『HAYABUSA2: Return to the Universe』
平成26年11月29日(土)10:00~
■場所:JAXA種子島宇宙センター 宇宙科学技術館
(鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津)
http://fanfun.jaxa.jp/visit/tanegashima/
1. 「月・惑星での活動ゾーン」(はやぶさシミュレータ設置場所)
2. オーディトリウム
■内容
1. 公開セレモニー
14:30~14:40 種子島宇宙センター所長挨拶
14:40~14:45 除幕
14:45~14:55 祝辞(南種子町代表)
14:55~15:30 はやぶさシミュレータ体験(茎南小学校児童)
2. 記念講演及びビデオ上映
・記念講演
「はやぶさ」のドラマが蘇る、-「はやぶさ」の遺伝子を引き継ぐ「はやぶさ2」の打上げ迫る-
(1)10:00~10:30
(2)12:45~13:15
※I、IIとも講演内容は同じです。
講演者……JAXA宇宙教育センター 清水 幸夫(しみず ゆきお)
<略歴>
 昭和53年より東京大学附属宇宙航空研究所職員。文部省宇宙科学研究所など改組を経てJAXAへ。
 主に電気推進ロケットエンジンのひとつであるMPD アークジェットの研究・開発に従事。昭和55年に打上げられた工学試験衛星「たんせい4号」搭載のMPD アークジェット装置、同58年に打上げられたスペースシャトル「コロンビア号」搭載のSEPAC(粒子加速装置を用いた宇宙実験)実験装置、平成7年に打上げられ翌年シャトルで回収された再利用・多目的型フリーフライヤ「SFU」に搭載された電気推進実験「EPEX」などを担当。
 平成15年に打上げられた小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されているイオンエンジンなどの開発・研究・運用にも従事し、その後は宇宙科学研究所および月・惑星探査プログラムグループの安全・品質保証室を統括し、「あかつき」、「イカロス」、「水星探査機ベピコロンボ」、「小型科学衛星ひさき」、「はやぶさ2」などの各プロジェクトへ安全・信頼性・品質保証の立場で評価・支援を実施した。
・ビデオ上映『HAYABUSA2: Return to the Universe』
(1)10:40~11:20 (2)11:30~12:10 (3)13:25~14:05
(4)14:15~14:55 (5)15:05~15:45 (6)15:55~16:35
※1~6とも上映内容は同じです。(上映時間約40分)

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