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スペースX社のドラゴン補給船運用4号機(CRS-4)が25日、太平洋上に着水し、国際宇宙ステーション(ISS)への補給ミッションを完了した。米航空宇宙局(NASA)との契約によるISSへの商業補給ミッションは4回目となったが、前3回に続き成功をもって終え、12月には5回目のミッションに挑む。

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ドラゴンCRS-4は米東部夏時間2014年10月25日9時57分(日本時間2014年10月25日22時57分)にISSを出航した。ドラゴンは単独飛行の後、14時43分(3時43分)に軌道離脱噴射を行い、大気圏に再突入した。そして15時39分(4時39分)にメキシコのバハ・カリフォルニア州沖の太平洋上に着水した。

船内には約1,486kgもの、ISSでの成果物などの物資が搭載されている。ドラゴンは着水後、48時間以内にロサンジェルスの港まで輸送され、船内の物資の一部がNASAへ引き渡される予定だ。またドラゴン本体はスペースX社の施設に送られる予定となっている。

ドラゴンCRS-4はは同社のファルコン9ロケットに搭載され、9月21日にフロリダ州にあるケープ・カナヴェラル空軍ステーションのSLC-41から打ち上げられた。その約2日後の23日にISSに到着し、滞在している宇宙飛行士らによって船内の物資や、船外のトランク部に入っていた観測機器などの搬出作業が行われた。

スペースX社とNASAとの契約では、2016年までに全12回の、ドラゴンを使ったISSへの補給ミッションを行う予定となっており、今回はその4回目となった。次回、5回目のミッションは現時点で12月9日に予定されている。

 

■Dragon Splashes Down — SpaceX CRS-4 Ends | Space Station
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2014/10/25/dragon-splashes-down-spacex-crs-4-ends/

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