Orion EFT-1
Image credit: NASA
 米航空宇宙局(NASA)のケネディ宇宙センターでは、新型宇宙船オリオンの開発が順調に進められている。
 オリオンは現在NASAとロッキード・マーティン社が開発中の宇宙船で、「NASAの宇宙船」としてはスペースシャトルの後継機にあたる。地球低軌道までにしか人を運べなかったスペースシャトルとは違い、オリオンはアポロ宇宙船のように月へ、そしてさらにその先の火星や小惑星へも人を運ぶことができる宇宙船として開発が進められている。
 今回取り付けられたのは耐熱シールドで、これは約2,000度にもなる大気圏再突入時の高温から、宇宙船を保護する役目を持っている。直径は5mで、単一のパーツで構成された宇宙船の耐熱シールドとしては世界最大のものだ。
 オリオンの初飛行は、現在今年の12月に予定されている。探検飛行試験1(Exploration Flight Test 1、EFT-1)と呼ばれるこのミッションは、大型の人工衛星の打ち上げに使われているデルタIVヘビーロケットに、無人のオリオンを搭載して打ち上げ、地球周回軌道を2周した後、大気圏に再突入し、太平洋に着水する計画だ。最大高度は約6,000km、大気圏再突入時の速度は秒速約9kmにまで達する。この試験により、オリオンの電子機器や耐熱システム、パラシュートなどが設計通り機能するかが試験される。
 当初このEFT-1は、今年の9月18日に予定されていたが、米空軍の軍事衛星の打ち上げが優先されたため、12月の前半に延期されることになった。
写真=NASA。
■Orion Heat Shield Attached | NASA
http://www.nasa.gov/content/orion-heat-shield-attached/#.U41CkSghPEY

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