Delta IV launches GPS IIF-6 satellite
Image credit ULA
 米ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社は現地時間16日、米空軍の測位衛星GPS IIF-6を搭載したデルタIVミディアム+(4,2)ロケットを、米国フロリダ州にあるケープ・カナヴェラル空軍ステーションのSLC-37から打ち上げた。ロケットは順調に飛行し、打ち上げは成功。GPS IIF-6は軌道上で古いGPS衛星と入れ替わり、GPSの信頼性と精度をさらに高める。
 GPS IIF-6を搭載したデルタIVは、米東部夏時間2014年5月16日20時3分(日本時間2014年5月17日9時3分)、そのメイン・エンジンと2基の固体ロケットブースターに点火、力強い排気を吐き出しながら離昇した。夕焼けの大西洋の空に大きな弧を描きながらロケットは飛行し、約15分後にまず最初に投入される軌道に入った。その後、約3時間慣性飛行を行い、第2段のロケットエンジンを再点火し、衛星を高度20,200km、軌道傾斜角55.0度の軌道に投入した。
 GPS IIF-6はカーナビなどでおなじみのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を構成する衛星で、GPS IIFはGPSの衛星シリーズとしては第4世代に当たる。前世代機と比べて、搭載されている原子時計の正確さが上がっており、より正確な測位が可能だ。現在旧世代機との入れ替えが順次進められている。
 今回打ち上げられたのは、そのGPS IIFの6号機でこれで軌道上にあるGPS衛星は全38機となった。GPS IIF-6は1993年10月に打ち上げられたGPS IIA-23と入れ替わって運用に就く。GPS IIA-23はまだ軌道上での寿命が残っているため、予備機として待機する。
 GPS IIF-6の製造はボーイング社によって行われ、運用は米空軍が担当する。打ち上げ時の質量は1,630kgで、 高度20,200km、赤道となす角度が55.0度の軌道を周回する。計寿命は15年が予定されている。
 今回の打ち上げに使われたデルタIVは、ミディアム+(4,2)と呼ばれる構成で、直径4mの衛星フェアリングと第2段を持ち、2基の固体ロケットモーターを装備している。デルタIVの打ち上げは今回で26機目となり、2004年にデルタIVヘビー構成の機体が、衛星を予定よりも低い軌道に投入してしまった以外は、安定した打ち上げを続けている。
■Delta IV GPS IIF-6 Launch – United Launch Alliance
http://www.ulalaunch.com/ula-successfully-launches-second-global.aspx

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