スペースX社は現地時間14日、同日夕方に予定していたファルコン9 v1.1ロケットの打ち上げを延期すると発表した。

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今回のファルコン9の打ち上げは、ドラゴン補給船運用3号機を搭載し、国際宇宙ステーション(ISS)に補給物資を送り届けることを目的としたもので、米国東部夏時間2014年4月14日16時58分(日本時間15日5時58分)に予定されていた。

しかし15時45分(同4時45分)頃、スペースX社は、ロケットの第1段からヘリウムが漏れていることが確認されたため打ち上げを延期すると発表した。新しい打ち上げ日は早くとも今週末、2014年4月18日15時25分(同19日4時25分)になる予定だ。

今回のミッションでは約2,254kgの貨物をISSに送り届けるほか、帰還時にはISSでの研究の成果物を搭載する予定だ。

またファルコン9 v1.1ロケットの第1段の回収実験も行われ、打ち上げ後にエンジンを再点火し減速、落下した後、大西洋上でさらに再点火し、海上に着水する予定だ。さらにロケットの第1段には着陸脚も装備され、今回は着水するため使用はされないが、降下中に展開する実験が行われることになっている。スペースX社はロケットの打ち上げ価格を大幅に引き下げるべく、ファルコン9を再使用可能なようにすることを目指しており、今回の実験はその一環となる。ただしスペースX社自身は、今回はあくまで実験であり、回収が成功する確率は30%から40%ほどと見ている。

 

■SpaceX | Launch Central
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