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ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社は3日、軍用の気象衛星DMSP-19を搭載した、アトラスV 401ロケットの打ち上げに成功した。

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DMSP-19を搭載したアトラスV 401は、太平洋夏時間4月3日7時46分(日本時間同日23時46分)、カリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地のSLC-3から離昇した。ロケットは順調に飛行、し、約18分30秒後に衛星を分離、所定の軌道へ送り込んだ。

DMSP-19は米空軍が保有する軍用の気象衛星で、ロッキード・マーティン社によって製造された。DMSPとはDefense Meteorological Satellite Programの略で、直訳すると防衛気象衛星計画となる。衛星の運用は米海洋大気庁(NOAA)によって行われ、高度約857km、軌道傾斜角約99度の太陽同期軌道を周回し、天気を観測。得られたデータは世界中に展開している米軍の活動や、光学偵察衛星が撮影地点を決める際などに利用される他、NOAA自身もデータを利用することができる。

DMSP衛星は1962年から打ち上げが始まり、今回打ち上げられたDMSP-19は、DMSP-5D3と呼ばれるDMSP衛星のもっとも新しい世代の機体の5機目に当たる。

今回の打ち上げに使われたアトラスVは、401と呼ばれる構成で、これはフェアリングの直径が4m、固体ロケットブースターが無く、セントールと呼ばれる上段のエンジンが1基、ということを示している。アトラスVはロッキード・マーティン社によって開発されたロケットで、打ち上げは今回で44機目となり、2007年に一度予定より低い軌道に衛星を投入してしまった以外は、安定した成功を続けている。

 

■:::: United launch Alliance, LLC :::: - 170
http://www.ulalaunch.com/site/pages/News.shtml#/170/

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