アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「メイブン(MAVEN)」の打ち上げ準備作業が完了し、「メイブン」を載せたアトラス5ロケットは既に発射台に据え付けられ、打ち上げに向けてのカウントダウンが始まった。

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NASAによると、「メイブン」の打ち上げはアメリカ東部標準11月18日13時28分(日本時間11月19日3時28分)に設定されており、天候の影響で現在の打ち上げ確率は60%程度だという。

今年、アメリカ政府の閉鎖を受け、「メイブン」の打ち上げ準備作業も一時中断され、打ち上げに間に合わない可能性もあったが、NASAは「メイブン」の緊急性を上げ、政府閉鎖期間中でも作業を進めてきた。

「メイブン」は「Mars Atmosphere and Volatile EvolutioN」の略で、火星の気候と居住性の問題に取り込み、火星大気の上層部と電離圏のダイナミックな活動への理解を深める。また、過去の火星は厚い大気に覆われていたと考えられているが、その大気がなぜ無くなってしまったのか、「メイブン」はその手がかりを見つけてくれるかもしれない。

なお、「メイブン」は2014年9月22日に火星周回軌道に投入される予定となっている。

 

■MAVEN
http://www.nasa.gov/mission_pages/maven/main/index.html

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