アリアン5ロケット、通信衛星と気象衛星を2機同時打ち上げ

Launch of Ariane 5 ECA with Alphasat and INSAT-3D
Image credit: ESA
アリアンスペース社は25日、インマルサット社の通信衛星アルファサットと、インドの気象衛星インサット3Dの2機を搭載した、アリアン5 ECAロケットの打ち上げに成功した。アルファサットは最新技術の試験機であり、また欧州の通信衛星としては過去最大。インサット3Dはインドの最新の気象観測衛星として、天気予報などに用いられる。また今回はアリアン5ロケットにとって70機目の打ち上げとなった。
2機の衛星を搭載したアリアン5 ECAロケットは、ギアナ現地時間25日16時54分(日本時間26日4時54分)、南米仏領ギアナにあるギアナ宇宙センターのELS-3から離昇した。その27分45秒後にアルファサットを、さらにその約5分後にはインサット3Dを所定の軌道に投入した。
アルファサットはアストリウム社によって製造された衛星で、タレス・アレニア・スペース社や欧州宇宙機関(ESA)、フランス国立宇宙研究センター(CNES)との共同で開発された。打ち上げ時の質量は6,650kgとかなり大きな衛星で、直径12mにもなる巨大なアンテナを特徴とする。
同衛星は欧州や中東、アフリカ地域のインマルサットを使うユーザーに対して、より高性能な通信サービスを提供することを目的としていると同時に、アルファバスと呼ばれる次世代の新型衛星バスを初めて使用した衛星でもあり、その実証試験を行うことを目的の一つとしている。 衛星バスとは衛星にとって必要最低限の機能、例えば電源やコンピューター、姿勢制御装置やスラスターなどを持った、衛星の基本となる「箱」のことだ。またESAによって開発された、新しい衛星間通信装置や恒星センサー(スタートラッカー)など、新技術の実証試験も行われる。
東経25度の静止軌道で運用され、設計寿命は15年が予定されている。
インサット3DはISROによって開発、製造された衛星で、現在運用されているインサット3Aやカルパナ1を代替し、インドに気象情報を提供する。打ち上げ時の質量は2,120kg。東経82度の静止軌道で運用され、設計寿命は7年が予定されている。
■Arianespace – Press Release – Arianespace launch VA214: Mission accomplished! Ariane 5 ECA orbits Alphasat and INSAT-3D
http://www.arianespace.com/news-press-release/2013/7-25-2013-VA214-success.asp

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