エクアドルの超小型衛星、旧ソ連のロケットの残骸と衝突

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Image credit: EXA
 エクアドル民間宇宙機関(EXA)は23日、先月26日に打ち上げられた超小型衛星NEE 01ペガソが、旧ソビエトのツィクロン3ロケットの残骸と軌道上で衝突、交信不能に陥ったと発表した。
 NEE 01ペガソはエクアドル共和国にとって初となる人工衛星で、4月26日に中国の地球観測衛星「高分一号」や他の超小型衛星と共に、長征二号丁ロケットによって打ち上げられた。ペガソは1kgほどの、キューブサットと呼ばれる超小型衛星で、動画の撮影ができるカメラが搭載されており、実際に撮影した動画を地上に送信するなど順調に運用が続けられていた。ペガソとはスペイン語でペガサスを意味する。
 しかし22日、北米防空司令部(NORAD)はEXAに対し、23日にNEE 01ペガソの近くを、旧ソビエト連邦が1985年に打ち上げたツィクロン3ロケットの上段の残骸が通過すると計画、そしてエクアドル時間5月23日0時38分17秒(日本時間5月23日14時38分17秒)、NEE 01ペガソとの交信ができなくなった。
 現在NEE 01ペガソは姿勢を大きく乱し、コマンドの送受信や撮影したデータの送信ができない状態にあるものの、衛星の機能自体は生きており、復旧は可能と考えられている。EXAによれば、ロケットの残骸そのものと激突したわけではなく、その残骸を取り巻くガスや細かな破片によって形成された「雲」が衛星をかすめたようだ、としている。
■NEE-01 PEGASO SOBREVIVE COLISIÓN LATERAL CON RESTOS DE COHETE RUSO
http://exa.ec/bp53/

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