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ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社は15日、全地球測位システム(GPS)を構成する衛星の一つ、GPS IIF-4を搭載した、アトラスV 401ロケットを打ち上げた。

GPS IIF-4を搭載したアトラスV 401は、アメリカ東部夏時間5月15日17時38分(日本時間5月16日6時38分)、フロリダ州にあるケープ・カナベラル空軍ステーションのSLC-41から離昇、衛星を所定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。

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GPS IIF-4はカーナビなどでおなじみのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を構成する衛星の一つで、GPS IIFはGPS衛星シリーズとしては第4世代に当たり、また今回打ち上げられたのはその4号機となる。今回の打ち上げにより、現在軌道上にある運用可能なGPS衛星は31機となった。

GPS IIFは前世代機と比べ搭載されている原子時計の正確さが上がり、より正確な測位が可能となっており、順次入れ替えが進められる。

製造はボーイング社によって行われ、運用はアメリカ合衆国空軍が担当する。打ち上げ時の質量や1,630kgで、設計寿命は15年を予定している。

今回の打ち上げに使われたアトラスVは401構成で、これは直径4mのフェアリング、ストラップ・オン・ブースターなし、セントール上段に使用されるRL10-A-4-2ロケットエンジンが1基のみ搭載ということを示している。

 

■GPS IIF-4 successfully launched from Cape Canaveral
http://www.af.mil/news/story.asp?id=123348762

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