ソユーズTMA-08M打上げ準備開始、初の有人ショートカット飛行

Soyuz TMA-08M
Image credit: RSC Energia
 国際宇宙ステーション(ISS)の第35次/第36次長期滞在クルーは打ち上げに向けて、いよいよ最終準備に入った。
 パベル・ビノグラドフ宇宙飛行士、クリストファー・キャシディ宇宙飛行士、アレクサンダー・ミシュルキン宇宙飛行士の3人は3月16日にバイコヌール宇宙基地に到着し、現在、打ち上げに向けての最終準備が進められている。
 一方、ソユーズ有人宇宙船(ソユーズTMA-08M)は3月19日に組立試験施設へと運ばれ、トランスファ・コンパートメントとのドッキング作業などが行われた。今後、ペイロード・フェアリングに格納された後、ロケット組立施設に運ばれ、ソユーズUロケットに搭載される。
 今回の打ち上げでは、初の有人ショートカット飛行が実施される見込みだ。
 以前、プログレスやソユーズ有人宇宙船が打ち上げられてからISSに到着するまでは約2日間かかっていたが、ソユーズUロケットを完璧なタイミングで打ち上げ、完璧な軌道に投入することで、これを約6時間にまで短縮することに成功した。
 ただ、この方法はいつも使用できるわけではなく、バイコヌール宇宙基地の位置とISSの軌道関係上、6時間でドッキングできる機会は3日に1度しか訪れない。また打ち上げ前にISSがデブリ回避などで軌道を変えた場合もこの方法は使えなくなってしまう。その場合は打ち上げを延期するか、今まで通りの2日間掛かる飛行プロファイルに換えなければならない。
 ロシアはこれまで、プログレスの運用でショートカット飛行を3回成功しているが、有人での運用は今回が初めて。
 なお、第35次/第36次長期滞在クルーを乗せたソユーズTMA-08Mはバイコヌール時間3月29日2時43分(日本時間5時43分)に打ち上げられる予定で、3人はISSで約6ヶ月間の長期滞在を行う。
■March 20, 2013. A transfer compartment was docked with SC Soyuz TMA-08M
http://www.energia.ru/en/iss/iss35/photo_03-20.html

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