宇宙旅行者デニス・チトー氏、2018年に有人火星飛行に挑戦か

Concept art of Red Dragon
Image credit: SpaceX
 インスピレーション・マーズ財団(Inspiration Mars Foundation)は20日、複数のメディアに対し謎めいた記者会見への招待状を送付した。その招待状には、まず財団はデニス・チトー氏によって設立されたとされ、そして「2018年1月に501日間に渡る火星ミッションを行う」と書かれてあった。
 デニス・チトー氏はアメリカの起業家で、ソユーズ宇宙船の座席を自費で購入し、2001年に国際宇宙ステーション(ISS)に行った、世界初の宇宙旅行者だ。
 メディアに送られた招待状には、その火星ミッションが有人か否か、またチトー氏が行くのか別の人間なのかなど、詳細は書かれていない。しかし招待状に書かれた文言からは、少なくとも有人ミッションである旨が伺える。
 現時点でわかっていることとして、3月に開催されるIEEEエアロスペース・カンファレンスにおいて、デニス・チトー氏は『2018年における有人火星自由帰還ミッションの実現可能性の分析』(Feasibility Analysis for a Manned Mars Free Return Mission in 2018)という発表を行うことが予告されている。自由帰還とは地球から打ち上げられた後、火星の近くを通過し、そのまま地球に帰還できる軌道のことで、火星に着陸しないので比較的簡単に実現でき、また途中でエンジンを使うことなく、自然に帰還できるので安全でもある。
 そしてアメリカの民間宇宙企業のスペースX社は以前、同社のドラゴン宇宙船を有人火星探査に耐えうるよう改良する「レッド・ドラゴン」と呼ばれる構想を発表している。つまり2018年1月に有人火星飛行を行うことはまったく不可能というわけではない。
 記者会見はアメリカ東部標準時2月27日13時(日本時間28日3時)から行われる。
(画像はスペースX社が構想中のレッド・ドラゴン)
■The Planets are Aligning for a Once-in-a-Generation Space Journey | SpaceRef – Your Space Reference
http://spaceref.com/news/viewpr.html?pid=40141

関連記事

ページ上部へ戻る