JAXA、赤外線天文衛星「あかり」による大マゼラン雲の天体カタログを公開

星形成領域
Image credit: JAXA
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月11日、赤外線天文衛星「あかり」の観測から作成した大マゼラン雲の赤外線天体のカタログを全世界に向けて公開した。
 これはJAXAと東京大学などの研究により、「あかり」が2006年から2007年に行った観測から、信頼性の高いもの約66万個にも及ぶ天体をカタログ化したもので、「点光源カタログ」としては、米航空宇宙局(NASA)のスピッツァー宇宙望遠鏡に匹敵する規模で、「スペクトルカタログ」では世界初のデータだという。
 大マゼラン雲は南半球の夜空で見える不規則銀河で、地球から約16万光年離れている。今回のカタログは大マゼラン雲中の天体を正確に分類し、生まれたばかりの星や、進化した星の研究を大きく推進させる重要なデータとなる。
 「あかり」は日本初の本格的な赤外線天文衛星で、2006年2月にM-Vロケットによって打ち上げられた。赤外線専用の望遠鏡と2種類の観測装置を搭載し、全天にわたって赤外線源を観測する「サーベイ観測」が主な目的で、目標寿命3年を超えて運用していたが、2011年6月に電力異常により科学観測が終了した。
■「あかり」による大マゼラン雲の赤外線天体カタログ、世界へ向けて公開
http://www.ir.isas.jaxa.jp/AKARI/Outreach/results/LMC1301/LMC1301.html

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