X-37B launch
Image credit: ULA
 米空軍とユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部標準時間12月11日13時3分(日本時間12月12日3時3分)、米空軍のX-37B軌道試験3号機(OTV-3)を載せたアトラスロケット(アトラスV)を、ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げた。
 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約17分後、X-37Bの3号機が所定な軌道に投入され、打ち上げが成功した。
 今回の打ち上げ成功について、ULA社のジム・スポンニック(Jim Sponnick)副社長は「ULAチームは米空軍のために、この3機重要な軌道試験機を打ち上げ、重大な役割を果たしたことに誇りに思います」と述べている。
 X-37Bは宇宙空間から無人で帰還できる宇宙船。長さ約9メートル、翼幅約4.5メートル、重さ約5000キロで、スペースシャトル(オービター)と比較すると、大きさは4分の1程度しかない。
 米空軍は2010年4月にX-37B軌道試験1号機(OTV-1)、2011年3月にX-37B軌道試験2号機(OTV-2)を打ち上げ、軌道上でそれぞれ224日間と469日間にわたって試験を行ったが、その目的については発表していない。3号機の目的や役割についても明かにされておらず、米空軍は「先進技術などの実験を行うため」だとしている。
 X-37Bの3号機については少なくとも数ヵ月間にわたって、地球周回軌道で試験を行い、その後、大気圏再突入し、無人でバンデンバーグ空軍基地もしくはエドワーズ空軍基地に着陸する予定。
 X-37計画は元々米航空宇宙局(NASA)が進めていた、スペースシャトルの軌道から帰還させる使い捨て機体の計画だった。しかし、2002年にX-37A滑空試験機とX-37B軌道試験機にそれぞれ別れ、さらに、2004年にNASAが計画を断念したことにより、管轄が米国防総省国防高等研究事業局(DARPA)に変わり、計画も大幅に遅れていた。
■United Launch Alliance Successfully Launches Third X-37B Orbital Test Vehicle for the Air Force
http://www.ulalaunch.com/site/pages/News.shtml#/127/

関連記事

ページ上部へ戻る