NASAとESAが2019年6月3日に公開したこの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ3「WFC3」で撮影したさ棒渦巻銀河「NGC 7773」です。

ペガスス座の方向約4億光年先に位置する「NGC 7773」はイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって1790年10月に発見されました。別名で「LEDA 72681」「UGC 12820」「IRAS 23496 + 3059」とも呼ばれる「NGC 7773」は、地球から見て正面を向いており、美しい棒状構造を見ることができる代表的な棒渦巻銀河の例と言えます。

この棒状構造は、銀河の中心部のバルジを突き抜けるように存在し、渦巻腕と合わせて風車の様な形状をしているのが特徴。この様な棒状構造ができる原因は様々な説がありますが、周囲にある星形成材料は中心に向かって引き寄せられるため、成熟された晩年の銀河に棒構造が形成する可能性があり、沢山の若い星が輝いている棒状構造は、星のゆりかごとして機能していると考えられています。

また、正面を向いた整った円形の棒渦巻銀河は、他に「UGC 6093」などが挙げられます。

 

Image Credit:ESA/Hubble & NASA, J. Walsh
http://www.sci-news.com/astronomy/hubble-ngc-7773-07246.html