ブラックホールが撮影された「M87」ってどんな天体?

4月10日、イベント・ホライズン・テレスコープによって撮影された超大質量ブラックホールが公開されました。そのブラックホールは、地球から約5500万光年先にある「おとめ座銀河団」の「M87」の中心に位置しています。

「M87」は直径約12万光年の中に、数兆個の星と約13000個もの球状星団を含む巨大な楕円銀河。

サーチライトの様に伸びるこの印象的な「光速に近い速度で放出された宇宙ジェット」は約8000光年にもおよぶと言います。しかも、噴出口付近の速度は見かけ上、光速を上回る超光速運動」という驚きな観測結果も出ています。

ハッブル宇宙望遠鏡の「WFPC2」で捉えた「M87」

超大型干渉電波望遠鏡群で捉えた「M87」のジェット

この様な大規模活動の観測や、強力なX線源(画像1枚目、紫)が確認されていることから、大質量ブラックホールの存在が以前から指摘されていました。

4月10日の発表は、今まで捉えることが難しかったブラックホールを初めて撮影し、その存在を証明する史上初の出来事になりました。なお、この発表に関しては、追って詳細記事を掲載いたします。

また、2013年に公開された「M87のブラックホールジェットへズームイン!」の動画は膨大な宇宙の中にある1つの天体のジェットを捉えるという、その凄さを確認することができます。

Image Credit:NASA, ESA, and G. Bacon (STScI) / National Radio Astronomy Observatory/National Science Foundation / NRAO/AUI/NSF/W. Cotton; X-ray: NASA/CXC/CfA/W. Forman et al.; Optical: NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA), and R. Gendler
https://www.spacetelescope.org/videos/opo1332a/
https://www.spacetelescope.org/images/heic0815j/

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