光り輝く銀河に赤い糸を絡ませた様に見える天体は、ペルセウス座銀河団の中心近くに位置する銀河「NGC 1275」です。

この「NGC 1275」は、明るい中心を持つセイファート銀河であり、強力な電波源のブラックホールの存在が考えられています。周囲に見られる赤い糸の様なフィラメント構造は、中心のブラックホールからガスがどの様に広がっているのかを示す物で、強力な磁場によって固定されています。この「糸」は約200光年から20万光年の長さのものがあります。

また「NGC 1275」は、ダストレーンと活発な星形成活動を行っている手前の「HVS」(銀河の上側)と、楕円銀河にも似ている「cD銀河」の2つの銀河で構成されています。「cD銀河」は銀河団の中心に引き寄せられ、融合を重ねて巨大化していく銀河と考えられており、同じ方向に移動する「HVS」と将来的には融合していきます。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光(435nm/550nm/625nm)で撮影し、2008年9月に公開されました。

 

Image Credit:NASA, ESA and Andy Fabian (University of Cambridge, UK)
■Magnetic monster NGC 1275
https://www.spacetelescope.org/images/heic0817a/

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