逆S字型の”らせん”惑星状星雲

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爆発で弾け飛ぶ瞬間を捉えたかの様なこの画像は、はえ座にある惑星状星雲「NGC 5189」の姿です。

NGC 5189」は、1826年7月に天文学者ジェームズ・ダンロップの発見し明るい輝線星雲(emission nebula)と思われてきましたが、後の1967年に天文学者カール・ゴードン・ヘニズによって惑星状星雲であることが分かりました。

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また、大きな逆S字型の雲はS字を描く棒渦巻銀河の腕をイメージしますが、無数の星から成り立っている銀河と異なり、「NGC 5189」は惑星状星雲は超新星爆発をしない恒星が迎える晩年の姿をしています。外層が吹き飛ばされ、紫外線によってガスが照らされることで、様々な個性を持った惑星状星雲が誕生します。「NGC 5189」の場合は、ウォルフ・ライエ型の青色巨星と白色矮星連星が中心に存在しており、この特殊な形状の起因となった可能性があります。

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ「WFC3」の可視光と赤外線で撮影し、2012年12月に公開されました。なお「NGC 5189」は、他にも「Gum 47」「IC 4274」の名称と、らせん惑星状星雲(Spiral Planetary Nebula)の愛称を持っています。(らせん星雲:NGC 7293とは異なります)

 

Image Credit:NASA, ESA and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)
■Hubble snaps NGC 5189
https://www.spacetelescope.org/images/heic1220a/
https://en.wikipedia.org/wiki/NGC_5189

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