「はやぶさ2」ホームポジションに復帰。今後は人工クレーターからの試料採取も予定

Tellus

小惑星「リュウグウ」への1度目のタッチダウンに成功したJAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ2」ですが、その後は順調に上昇を続け、日本時間2月23日12頃、リュウグウから約20km離れたホームポジションに復帰したことが確認されました。

タッチダウンの成功を受けて発表されたJAXAのプレスリリースでは、はやぶさ2に搭載されている光学航法カメラのひとつ「ONC-W1」によって、上昇に移ったばかり(高度30m以下)の時点で撮影されたリュウグウ表面の画像が公開されました。タッチダウンから約1分後に撮影されたという画像の中央左上には、はやぶさ2の影がはっきりと捉えられています。

タッチダウン後の記者会見では、表面の物質を舞い上がらせるプロジェクタイル(弾丸)の発射に伴う温度上昇が確認されたことも明かされました。サンプラーホーンによる試料採取のシーケンスが見事に実施された今回のタッチダウンですが、はやぶさ2の挑戦はまだ続きます。現時点では、リュウグウの出発までにあと2回のタッチダウンが予定されているのです。

また、はやぶさ2の大きな特徴として、リュウグウの表面にクレーターを形成する「衝突装置」を搭載していることが挙げられます。人工的に生成したクレーターの内部から試料を採取することで、風化や熱などの影響を受けていない地下の物質を直接採取することが期待されています。

次回以降のタッチダウンがいつになるかはまだ発表されていませんが、はやぶさ2は2019年11月~12月までリュウグウに滞在します。地球への帰還はその1年後、2020年11月~12月の予定です。

 

Image credit: JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研
http://www.jaxa.jp/press/2019/02/20190222a_j.html

ページ上部へ戻る