ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河「NGC 4449」は、数えきれない程の鮮やかな青と赤の星々、青白い箇所と赤く広がる箇所があります。
青と赤の星々は、この銀河に存在する若い星と晩年の星。青白い箇所は大質量の星が集まっている星団であり、赤く染まった箇所は星形成領域です。
「NGC 4449」は、通常の渦巻銀河や楕円銀河と異なり、当てはまる形のない不規則銀河。所々に見られる星形成は、他の銀河との相互作用によって引き起こされた可能性があり、その散りばめられた「赤い花」は夜空を飾る花火の様に美しく見えます。
この画像は、りょうけん座の方向約1200万光年離れた場所にあり、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の3種の可視光と赤外線のフィルターで撮影し、2007年7月に公開されました。
Image Credit: NASA, ESA, A. Aloisi (STScI/ESA), and The Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/Hubble Collaboration
■Stellar fireworks are ablaze in galaxy NGC 4449
https://www.spacetelescope.org/images/heic0711a/