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ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたこの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」の可視光 V(606 nm)およびH-α(658 nm)、赤外線(814 nm)の3つのフィルターで撮影された矮小銀河「DDO 68」の姿です。

一般的な銀河よりも、サイズや質量の規模が大幅に小さい銀河のことを矮小銀河と呼び、「DDO 68」はカナダのデービッド・ダンラップ天文台David Dunlap Observatory)による天体カタログの68番目を指します。

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DDO 68」は地球から3900万光年の距離にあり、一見では若い星々の光による若い銀河の様に見えますが、実際には見た目以上に古い銀河であることが研究により解明されています。

また、2018年5月には、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ「WFC3」の紫外線(275 nm)と可視光(438 / 336 nm)を更に加えた以下の画像で、紫外線波長によって鮮明となった、右下隅の星形成領域や「DDO 68」を青白く輝かせていた、全体に広がる星形成領域を明らかにしています。

▲ACSとWFC3の画像を合成。紫外線波長が追加された

 

Image Credit:NASA, ESA Acknowledgement: A. Aloisi (Space Telescope Science Institute)
■Dwarf galaxy DDO 68
https://www.spacetelescope.org/images/heic1421a/

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