ケンタウルス座にある星団「オメガ・ケンタウリ」は、推定100〜120億歳と古い星々が集まっている大規模の球状星団です。「ω星団」や「NGC 5139」とも呼ばれており、地球から約15000光年の距離にあります。

1000万もの星々が近い距離に密集している「オメガ・ケンタウリ」を細かく鮮明に捉えたのは、2009年5月の「HST-SM4(ハッブル宇宙望遠鏡 サービスミッション4)」の実施によって取り付けられた広視野カメラ「WFC3」です。
故障した掃天観測用高性能惑星カメラ「ACS」の代用として再利用されていた広域惑星カメラ「WFPC2」に代わり、次世代カメラの性能を見せてくれました。

この画像は「WFC3」の3つのフィルター、紫外線(225/336nm)と赤外線(814 nm)で撮影されており、恒星がどの様な段階にあるか色によって知ることができます。
画像の殆どを占める黄白色は、水素の核融合によって太陽の様に燃えている大人の星。大きな赤色を放つ星は年老いた赤色巨星です。小さく沢山見える青く光の点は白色矮星を示し、強い青色の光は、相互作用により質量が高まったと考えられる「青色はぐれ星(blue straggler)」です。

オメガ・ケンタウリ」は、肉眼で観測することができる数少ない球状星団。1603年にヨハン・バイエルが自身の恒星命名法に従い、24番目を意味する「オメガ」を名付けました。

 

Image Credit:NASA, ESA and the Hubble SM4 ERO Team
■Colourful stars galore inside the globular star cluster Omega Centauri
https://www.spacetelescope.org/images/heic0910g/

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