ヨーロッパの地球観測衛星が2019年9月2日、米スペースXの衛星ブロードバンド「スターリンク」との衝突回避のためにマヌーバ(回避運動)を実施していたことが判明しました。

今回のニアミスは、スターリンクのうちの一機「スターリンク44」と、アイオロス(Aeolus)の間で発生したものです。アイオロス側がマヌーバをおこなったため、実際には衝突事故とはなりませんでした。

なお、今回の事象ではスペースXはスターリンク44のマヌーバを実施しませんでした。これについて、スペースXは衝突の可能性の低さが指摘されていたこと、そしてコンピューターシステムのバグを原因にあげています。同社は今後、その調査を行う予定です。

アイオロスは地球大気と天候の観測をおこっています。そしてスターリンク44は60機打ち上げられた衛星コンステレーションの一部で、地上のあらゆる地域に衛星ブロードバンドを提供することを目標としているのです。

このように衛星ブロードバンドを計画しているのは、その他にも米アマゾンやワンウェブなどがあります。

Image: スペースX
■European Satellite Dodges Potential Collision with SpaceX Starlink Craft
https://www.space.com/spacex-starlink-esa-satellite-collision-avoidance.html
文/塚本直樹

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