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米スペースXのイーロン・マスク氏は2019年9月28日、自社の次世代宇宙船「スターシップの開発は宇宙船「クルー・ドラゴン」の開発にほとんど影響を与えていないと表明しました。

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スペースXは先日、100人が搭乗可能なスターシップの計画の詳細を発表しました。同宇宙船は現在テストがすすめられており、6ヶ月以内に軌道飛行、そして2020年には有人飛行が始まる予定です。

一方、スペースXは宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)へと輸送する、クルー・ドラゴンの開発も進めています。

クルー・ドラゴンはこれまでたびたび開発が遅れてきた経緯があり、NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は9月27日に「クルー・ドラゴンにもスターシップと同様に注力してほしい」と苦言を呈していたのです。

そしてマスク氏はこれにかえす形で、「正直、我々のリソースの大部分はクルー・ドラゴンにつぎ込まれている。スターシップにはスペースXのうちの5%しか注力していない」と発言しました。

 

Image: スペースX
Source: Space.com
文/塚本直樹

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