この不気味な魅力を持つ天体は、スピッツァー宇宙望遠鏡が捉えた「らせん星雲(NGC 7293)」です。

みずがめ座の方向約700光年と太陽系から最も近い「らせん星雲」もまた惑星状星雲であり、かつては太陽と同様な恒星が存在していました。赤色巨星となった中心星はガスや塵を放出し、宇宙空間に広がった物質が紫外線によって照らされ美しく輝いて見えます。また、恒星の残骸である白色矮星が中心星として存在します。

この画像は、スピッツァー宇宙望遠鏡の赤外線カメラ「IRAC」遠赤外線観測計「MIPS」による撮影画像を合成したもの。赤外線撮影は可視光では確認することのできない「らせん星雲」の瞳孔や網膜に値する箇所の強い赤外線状況をあらわにしました。

▲可視光撮影の「らせん星雲」

また、可視光で捉えた「らせん星雲」は猫の目の様な形で、満月の約半分程度の大きさまで広がっており、口径の小さい望遠鏡でも観測することができる身近な星雲として親しまれています。

 

Image Credit:NASA, JPL-Caltech, Kate Su (Steward Obs., U. Arizona), et al. /
C. R. O’Dell, (Vanderbilt) et al. ESA, NOAO, NASA
■Dust and the Helix Nebula /
The Helix Nebula from Blanco and Hubble
https://apod.nasa.gov/apod/ap091231.html
https://apod.nasa.gov/apod/ap141012.html

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