【本日の天体紹介:Boomerang Nebula】
ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ(ACS: Advanced Camera for Surveys)が2005年に捉えた「ブーメラン星雲(Boomerang Nebula)」は全天体の中でも最も低温という特徴を持つ惑星状星雲です。

ケンタウルス座の方向約5000光年先に位置し、直径は約1光年。「ブーメラン星雲」という名称は発見当時「ブーメランの様な形をしていた」ということから付けられました。しかし、近年撮影されたこの画像からは左右がほぼ対象であり、まるで7色に輝くリボンの様にも見えます。

最も低温の天体である理由は、中心星からは時速60万kmという超高速の風でガスやチリが拡散されている影響から。しかし「ブーメラン星雲」はまだ原始惑星状星雲であり、その形を変えながらゆっくりと温められていくものと考えられています。

▲1998年に撮影された「ブーメラン星雲」

Image Credit:NASA, ESA and The Hubble Heritage Team STScI/AURA
Image Credit:R. Sahai and J. Trauger (JPL), NASA/ESA
■Cold Wind from the Boomerang Nebula
https://apod.nasa.gov/apod/ap030220.html

関連記事

ページ上部へ戻る