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NASAは2018年5月15日(現地時間)、木星衛星「エウロパ」から水が噴出している新たな証拠が見つかったと発表しました。これは、探査機「ガリレオ」の過去の観測データを元にした発表となっています。
 
実は以前にも、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によって水の噴出の可能性が指摘されていたエウロパ。そしてガリレオが1997年のフライバイ中に観測した磁場の歪みから、エウロパ表面の氷の隙間から水が噴出していたことが予測されているのです。
 
エウロパは水が存在していること、そしてエネルギーや炭素成分があることから、生命の存在の可能性も指摘されています。さらに生命を外界から守る海からの水の噴出は、格好の観測対象となります。
 
NASAは探査機「エウロパ・クリッパー」を2022年に打ち上げ、エウロパの環境を調査する予定です。太陽系でも生命の存在の可能性が期待されているエウロパに、科学者からの注目がさらに集まっています。
 
Image Credit: NASA/ESA/K. Retherford/SWRI
■Evidence of massive water plumes on Jupiter moon Europa boosts hopes for finding alien life
http://www.abc.net.au/news/2018-05-15/europa-water-plume-detection-boosts-hopes-of-finding-alien-life/9761554
(文/塚本直樹)

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