-PR-

-PR-


 
2018年5月11日(現地時間)、スペースXは「ファルコン9」ロケットの最新バージョンとなる「ブロック5」をケネディ宇宙センターから打ち上げました。搭載されていた人工衛星「Bangabandhu Satellite-1」は予定通りの軌道に投入され、打ち上げは成功しています。
 
ファルコン9 ブロック5はファルコン9の最新バージョンで、第1段はチェック作業のみで10回以上の再使用に耐えられ、さらにリファービッシュにより最終的には100回以上の再使用にも耐えられるとされています。またエンジン出力も第1段の「マーリン」エンジンが8%、第2段の「バキューム・マーリン」エンジンが5%と向上しており、着陸から再打ち上げまでの時間の短さも特徴です。そして外観上の変更としては、グリッドフィン(チタン製)や着陸脚が黒色に変更されています。
 
今回打ち上げられたそしてBangabandhu Satellite-1はバングラディッシュ政府初の通信衛星です。3.9 トンの人工衛星は、バングラディシュ地域において通話、通信、ラジオ、TV、インターネット関連のサービスを提供します。また今回の打ち上げでも、ロケット第1段は大西洋上のドローン船への着陸を実施し、みごと成功させています。
 
ファルコン9 ブロック5では、NASAとの契約の元「ドラゴン2(有人版ドラゴン)」宇宙船による宇宙飛行士の輸送にも関わります。。こちらはスケジュール通りなら、年内にも実施される予定です。またボーイングの宇宙船「CST-100 Starliner」と「アトラスV」ロケットによる宇宙飛行士輸送も実施されることになります。
  
Image Credit: スペースX
■SpaceX's Upgraded Falcon 9 Rocket Aces Maiden Flight, Sticks Landing
https://www.space.com/40545-spacex-new-falcon-9-rocket-launch-landing-success.html
(文/塚本直樹)

-ads-

-ads-