「ファルコン9」のアップデート「ブロック5」、スペースXによる燃焼テストにむけ準備中

スペシャリスト:


 
宇宙開発企業のスペースX社が運用しているロケット「ファルコン9」は、今後アップデートバージョンとなる「ブロック5」の登場が予定されています。そしてそのブロック5のブースター部分が、テキサス州マクレガーの試験施設にて燃焼試験へ向け準備が進められています。
 
2015年から登場したファルコン9の「フルスラスト」バージョンですが、ブロック5ではエンジン性能が向上するとともに再使用性能、生産性も改善。さらに着陸脚が展開後にスタッフによって再び折りたたむことが可能になります。なお、着陸脚の色はブラックになるようです。
 
またロケット第1段は耐熱コーティングが施されることで、再突入時の熱に対する耐久度が向上。グリッドフィンがアルミ製からチタン製に変更されることで、耐久性と操作性が改善されます。そしてなによりも大事なこととして、COPV(ヘリウム圧力容器)や燃料ポンプが改善されることによりNASAによる宇宙飛行士の輸送基準に適合するように設計されているのです。
 
なお、上画像の初めて製造されるファルコン9のブロック5は、2018年4月の「SLC-40」ミッションでの使用が予定されています。
 
Image Credit: NasaSpaceflight.com
■First Falcon 9 Block 5 booster readying for static fire at McGregor; paving way for rapid reuse
[https://www.nasaspaceflight.com/2018/02/first-falcon-9-block-5-readying-static-fire-mcgregor-rapid-reuse/]
(文/塚本直樹)

塚本直樹

IT・宇宙開発・ドローンジャーナリスト/翻訳ライターとして、ギズモード・ジャパン、Engadget 日本版、Business Insider Japan、ディスカバリー・ジャパン、メルカリ R4D、sorae、bouncy、moovoo、d.365!などで執筆中。お仕事は@tsukamoto_naokiかnaoki112104850184 at gmail.com まで。実績→@tsukamoto_naoki

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