先週の2017年12月22日(現地時間)に、イリジウム社の人工衛星「Iridium Next」を打ち上げたスペースXの「ファルコン9」ロケット。打ち上げはいつもの通り無事に行われましたが、その際に興味深い現象が地上や旅客機から目撃されていました。

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ロサンゼルス北部のヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたファルコン9。ロケットの打ち上げでは夜光雲、あるいはロケット雲と呼ばれる現象が発生することがあります。そして今回は夕暮れの美しい時間帯とともに、ロケットが作り出した雲が多くの人から観測されたのでした。

 

 

このような現象にはロサンゼルス消防署も「これはロケットの打ち上げによるものです」と、住民に落ち着くように声明を出しています。また今回の打ち上げでファルコン9は10基のIridium Nextを打ち上げ、ロケット第1段は地上への着陸はおこなっていません。

 

さらに、スペースXは2018年1月に超大型ロケットとなる「ファルコン・ヘビー」を打ち上げる予定です。こちらはファルコン9の第1段を3本機束ねたような外観をしており、3本のブースターの着陸や、ペイロードとなる「テスラ・ロードスター」など、非常に見どころの多い打ち上げとなる予定です。

 

Image Credit:Hany Girgis, Instagram: never_unpacking, Rafael Vecchi
■UFO? No, It's a SpaceX Rocket! These Falcon 9 Launch Photos Are Just Amazing
https://www.space.com/39200-spacex-rocket-launch-not-ufo-spectactular-photos.html
(文/塚本直樹)

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