「木星の大赤斑」は地球の海より50倍〜100倍も深い? ジュノー観測

 

探査機「ジュノー」が観測を続ける木星ですが、その木星の特徴的な「大赤斑」を通過するミッションの最中、大赤斑が木星表面から非常に深い場所にまで達していることなどを解明しています。

 

サウスウエスト研究所でジュノーの主任研究員を務めるスコット・ボルトン(San Antonio)氏はアメリカ地球物理学連合にて、「木星の大赤斑はその幅がおよそ地球1.5分、そして表面からの深さは200マイル(約320km)ほどに達している」と発表。これは地球の海の50倍〜100倍ほどの深さになります。大赤斑の深さについてはこれまでさまざまな議論がありましたが、今後の研究の重要なヒントになりそうです。

 

さらに、大赤斑の縮小に関するデータも公開されています。19世紀や1979年のボイジャー1号や2号の観測時には地球の2倍以上ものサイズだったのが、最新の地球からの観測ではボイジャーの観測時の1/3サイズにも小さくなっていると発表されているのです。

 

それ以外にも、ジュノーは土星に2つの新たな放射帯が存在することを発見。その内の一つは赤道大気の直上で、水素や酸素、硫黄イオンが光速に近いスピードで移動しています。またもう一つは土星の高高度に存在していますが、詳細については今後研究が進められることになります。

 

Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Gerald Eichstadt/Justin Cowart
■Jupiter’s Great Red Spot Is More Than 50 Times Deeper Than Earth’s Ocean
https://www.space.com/39066-jupiter-great-red-spot-depth-juno-spacecraft.html
(文/塚本直樹)

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