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ロケット第1段だけでなく、宇宙船の再使用にも踏み出した宇宙開発企業のスペースX社。同社は今年6月に続き、2017年12月4日(現地時間)に再使用ドラゴン補給船を国際宇宙ステーション(ISS)へと打ち上げます。
 
12月の打ち上げで利用されるドラゴン補給船は、2015年4月に打ち上げられたドラゴン補給船を再使用するもの。同補給船はISSでの補給ミッションを終えた後、洋上へとパラシュートで軟着陸し、回収されていました。さらに、今後スペースXはペイロードを覆うフェアリングや、さらにはロケット第2段の再使用も予定しているのです。
 
そして、打ち上げはフロリダのケープカナベラル空軍基地の第40発射場から行われます。この発射場は、2016年9月の「ファルコン9」ロケットの爆発事故以来、修復が進められていた場所。今回のISSへの補給ミッションはスペースXによる13回目(CRS-13)のものとなります。
 
スペースXはすでにドラゴン補給船の再使用に成功しており、これらはすべて安価なロケットの打ち上げを目標としています。同社はすでにおなじみとなったロケット第1段の着陸に18回成功し、さらに再使用ロケットの打ち上げにも3回成功しているのです。今回の打ち上げでもロケット第1段の着陸が予定されていますが、特にトラブルがなければ無事にミッションを成し遂げてくれることでしょう。
 
Image Credit: スペースX
■SpaceX Will Launch Another Used Dragon Capsule to Space Station Soon
https://www.space.com/38594-spacex-used-dragon-capsule-space-station.html

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