インド「PSLV」ロケット、人工衛星打ち上げに失敗 民間月面レースへの影響は不明

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インド宇宙研究機関(ISRO)は2017年8月31日(現地時間)、「PSLV」ロケットの打ち上げを行いました。しかしフェアリングの分離に失敗したことで、搭載していた人工衛星の軌道投入には失敗しています。
 
「PSLV-C39」として行われた今回のミッション。打ち上げはインド東岸のサティシュ・ダワン宇宙センターから予定時刻に行われました。打ち上げ初期は順調に推移していたのですが、ロケットは徐々に予定した打ち上げ軌道から外れていったそうです。
 
また搭載されていた航法衛星「IRNSS-IH」は予定してた284km〜2万650kmの高度ではなく、167km〜6,555kmの高度へと投入されました。これはロケット上段からのフェアリングの分離に失敗したためロケットが予定していた打ち上げ軌道を推移できず、またペイロードとなる人工衛星の投入にも失敗したものと思われます。
 
これまで、安定した打ち上げ成功率を誇ってきたPSLVロケット。その歴史には部分的な打ち上げ失敗が1997年(後に回復)、そして1993年に打ち上げに失敗しています。またPSLVは民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」で、インドチームと日本チーム「HAKUTO」のランダー(着陸機)やローバー(探査車)を月へと打ち上げる予定です。今後、HAKUTOのミッションに影響が出ないか、心配ですね。
 
Image Credit: PTI
■PSLV launch of navigation satellite fails
http://spacenews.com/pslv-launch-of-navigation-satellite-fails/

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