宇宙のどら焼き? 土星衛星「パン」 カッシーニが観測

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土星の環や衛星の探査を行っている、NASAの探査機「カッシーニ」。その観測により、土星の環を形作っている羊飼い衛星「パン」の不思議な形が撮影されました。どら焼きのような、餃子のような……なんとも不思議な形状です。

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土星のA環の「エンケの間隙」の内部に存在するパン。その大きさはおよそ20マイル(約32km)だと想定されます。現在カッシーニはAリングのそばを通過する接近ミッションを行っており、これまでも衛星「パンドラ」や衛星「ダフニス」の観測を行ってきました。
 
今後、カッシーニは土星の環の5回にわたる接近ミッションを行い、その後には4月26日からの最後のミッション「グランドフィナーレ」へと向かいます。そしてさまざまな観測を行ったあと、9月15日に土星大気へと突入してその生涯を終えます。これまで土星の驚くべき姿を解き明かしてくれたカッシーニの、さらなる活躍に期待したいところです。
 
Image Credit: NASA
■Saturnian flying-saucer moon stars in new Cassini images
http://newatlas.com/nasa-cassini-saturn-ring-pan-moon/48359/
■What type of food does this adorable little moon of Saturn look like to you?
http://www.theverge.com/2017/3/9/14868736/nasa-cassini-spacecraft-photo-saturn-moon-pan