中国、2018年の月裏側への探査機派遣 2020年の火星探査を計画 宇宙白書発表

20161228nchina
 
宇宙実験室「天宮二号」での滞在ミッション
を成功させるなど、着実に宇宙開発の歩みをすすめる中国。その中国は今週火曜日に宇宙白書を発表し、2018年頃に世界初となる月裏側への探査機の軟着陸、さらには2020年までの火星への探査機の初派遣などの計画を明かしました
 
今後5年の中国の宇宙開発について記した今回の発表では、同国は「宇宙を平和目的と安全保障、そして最先端の科学実験のために利用する」と表明しています。また白書は「広大な宇宙を探査し、宇宙産業を発展させ中国を宇宙強国にすることが、我々のたゆまない夢なのです」と語るなど、野心的かつ夢のある内容です。
 
ただし白書では、月面への宇宙飛行士の着陸などは目標としていません。計画では「嫦娥四号」による月面探査と、火星探査に伴うサンプルリターン計画(火星の土壌などの地球への持ち帰り)、木星や太陽系の起源、さらには地球外生命体に関する調査にも触れられています。また衛星測位システム「北斗」の世界運用や、大型打ち上げロケットの開発も進められる予定です。
 
2003年に神舟5号にて初の有人宇宙飛行士の飛行に成功し、2018年にはいよいよ宇宙ステーション「天宮」の建造に着手する中国。その白書には火星移住などのびっくりするような文言は並んでいませんが、同国の宇宙開発に対する確かな技術の下地と情熱を感じさせるものとなっています。
 
Image Credit: Chinese Academy of Sciences/NAOC
■China plans to land probes on far side of moon, Mars by 2020
http://phys.org/news/2016-12-china-probes-side-moon-mars.html
■China’s New Year’s Resolution –“Far Side of the Moon by 2018, Mars 2020, Search for Extraterrestrial Life”
http://www.dailygalaxy.com/my_weblog/2016/12/chinas-new-years-resolution-far-side-of-the-moon-by-2018-mars-2020.html

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