中国海軍が捕獲した米海軍「海洋調査ドローン」、協議により返却へ

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今後もこのようなケースは増えそうです。先週の木曜日に中国海軍米海軍の海洋学調査船の海洋調査ドローンを捕獲し、米国防総省が返却を求めるという事件が発生。ロイターの報道によると、その後2カ国での協議の結果「中国は海洋調査ドローンの返却に応じる」ことになりました。また国防総省のスポークスマンも同様の発言を行っています。
 
この海洋調査ドローンはフィリピンのルソン島のスービック湾からおよそ50海里の場所で、海中の塩分濃度、温度、透明度などを計測していました。そして米海軍の船舶「Bowditch」が回収中に、中国海軍の船舶に捕獲されたのです。捕獲当時にも米海軍はドローンの返却を求めましたが、中国船舶はこれを無視していました。
 
一方中国当局は「米国側は必要以上に事を荒立てている」と一時は米国側を非難するも、「マナーに則って」海洋調査ドローンの返却を決定。事態は一応の収拾を見せています。しかし南シナ海では中国やフィリピン、ベトナムなどをが領有権を巡って争っており、同地域の不安定さを物語っています。
 
なおこの件に関し、次期大統領のドナルド・トランプ氏は「unpresidented(大統領らしくない)な行為だ」と誤字ツイート(本来はunprecedented:前代未聞)を発信したり、海洋調査ドローンの返却が決まった後に「(中国に)とっておけ!」とツイートするなど、相変わらずのトランプ節を披露しています。
 
Image Credit: U.S. Navy
■China will return the US Navy drone it seized earlier this week
http://www.theverge.com/2016/12/17/13994976/china-return-us-navy-underwater-drone
■US Naval drone seized by China will be returned
https://www.slashgear.com/us-naval-drone-seized-by-china-will-be-returned-18467835/

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