アクションカメラメーカーのGoProが満を持して投入したドローン「Karma」。脚の折りたたみ機構など先進的な設計を取り入れた同機ですが、残念なことに発売から1ヶ月経たないうちにリコールとなってしまいました。
10月23日に発売されたKarmaですが、GoProの発表によれば「特定のケースで、操作中に電源がオフになる」不具合が発見されたとのこと。これにより、2,500台出荷されたKaramaは全台がリコール対象となります。これまでKarmaの不具合による事故報告はありませんが、空を飛行するドローンにとって電源問題は一大事です。
なお、KarmaはGoProに直送するか販売店に返品することで全額の返金を受けられます。一方、修理や交換に関する発表はなし。今後、「問題が解決された後」に製品の再販が行われます。
DJIやParrotが大きな存在感を示す民生用ドローン市場に打って出たGoProですが、そのスタートはほろ苦いものとなりました。同社はこのリコールを乗り越え、顧客の信頼をつかむことはできるのでしょうか?
Image Credit: GoPro
■GoPro is recalling its Karma drone
http://www.theverge.com/2016/11/8/13569730/gopro-karma-drone-recall-announced