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航空史に新たな一ページが書き加えられることになりそうです。昨年3月にアブダビからスタートしたソーラー駆動飛行機「Solar Impulse 2」が7月25日、1年以上の旅を経て世界一周を達成し、アブダビのアル・バティーン・エグゼクティブ空港に着陸しました!
 
一人乗りのSolar Impulse 2は「クリーンエネルギーの可能性を世に広めるため」、昨年3月からアブダビより東周りで世界一周の旅を開始。そして17回目の旅程として、今回エジプトからアブダビまでの2,386kmの飛行を成し遂げたのです。
 
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Solar Impulse 2は運転席は1つですが、André Borschberg氏とBertrand Piccard氏という2人のパイロットが交代して操縦することで世界を回ってきました。これまで渡ってきた地域はインド、中国、太平洋、アメリカ、大西洋、ヨーロッパ、地中海…と、23日に渡り4万3041kmも飛行し続けてきたのです。
 
着陸を前にしてPiccard氏と通信を行った国連事務総長の潘基文氏は「本日はPiccard氏とSolar Impulseチームにとって歴史的な日です。しかし、これは人類にとっても歴史的な日なのです。いよいよSolar Impulse 2は世界一周旅行を終えようとしていますが、これは持続可能な世界の始まりでもあります。Solar Impluseのチームは我々をその未来に連れていってくれるのです」と語っています。
 
現在はFacebookなどがインターネットの中継ドローンとしてソーラーエネルギーを利用しており、またボーイングも電動プロペラを搭載したソーラー飛行機の可能性を探っています。現代の飛行機は化石燃料を大量に消費することが問題となっていますが、これらのソーラー技術の発展によってもっと人類がクリーンに空を飛べる日がくるといいですね!
 
Image Credit: Solar Impulse
■Solar Impulse 2 flies into the history books with completion of circumnavigation
http://www.gizmag.com/solar-impulse-2-circumnavigation/44532/

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