-PR-

-PR-

20160601nmrj2
 
いよいよ量産も決まった、国産リージョナルジェットの「MRJ」。そのMRJの飛行試験機2号機が5月31日、初飛行に成功しました。初号機からカラーを変え、鮮やかな赤いラインをまとった2号機は名古屋空港を飛び立ち、太平洋側を飛行。基本特性の確認が行なわれました。今後、2号機では性能確認が行なわれる予定です。
 
MRJは三菱航空機と三菱重工業が開発、製造をおこなうジェット旅客機で、70〜90席クラスのリージョナルジェット(地域間輸送用旅客機)に分類されます。以前にも国内開発の旅客機としてはプロペラ機の「YS-11」がありましたが、MRJは初の国産ジェット旅客機となります。なお、エンジンはアメリカのプラット・アンド・ホイットニー社製です。
 
2000年代に開発がスタートしたMRJですが、2015年の11月11日には初飛行に成功。すでにJAL(日本航空)やANA(全日本空輸)を含む多くの航空会社から発注が行なわれています。ただしその後に度重なる納入の延期が発表されるなど、開発は常に順調というわけではありませんでした。
 
さらに、ブラジルの航空機メーカーのエンブラエル社もMRJに競合するであろう「E190-E2」の初飛行を成功させています。同機はMRJと同じく2018年の納入を目指しており、MRJと激しい受注競争が起きることが予想されます。
 
今後、三菱航空機はアメリカのワシントン州でも飛行試験を行ない、2018年半ばの量産初号機の納入を目指す予定です。国産ジェット機が日本だけでなく世界に羽ばたく日が、いよいよ近づいていますよ!
 
Image Credit: 三菱航空機、Flightglobal
■MRJ飛行試験機2号機の初飛行を実施
http://www.flythemrj.com/j/

-ads-

-ads-