-PR-

-PR-

20160531nkep
 
太陽系で生命体が発見されているのは地球だけですが、広い宇宙には地球以外にもたくさんの惑星が存在します。また、その中には生命が誕生しうる「ハビタブルゾーン」に存在する惑星も多くあります。そして今回、以前より知られていた太陽系外惑星「ケプラー62f」居住可能である確率がかなり高いとの研究が発表されました。
 
ケプラー62fは2013年にケプラー宇宙望遠鏡によって発見された惑星で、地球から1,200光年先に位置します。大きさは地球よりも40パーセントほど大きく、液体の水が存在しうるハビタブルゾーンを周回しています。
 
今回カリフォルニア大学ロサンゼルス校のAomawa Shields氏はコンピューターのシミュレーションにより、さまざまな大気の状態をテスト。そして大気の層の厚さや二酸化炭素の濃度を色々変えてみたところ、多くの場合でケプラー62fが居住可能なことを発見します。
 
またShields氏によると、ケプラー62fが一年中居住であるためには完全に二酸化炭素で成り立つ大気を持ち、その厚さも地球の3〜5倍ほど必要です。これは恒星からの距離の関係で、惑星を暖かく保つために必要な条件となります。ただしその条件が整わなくても、タイミングによっては液体の水が存在することもありうるそうです。
 
Shields氏は、「今回の研究は、生命の痕跡となる大気の状態を観察できる次世代望遠鏡にて、観察対象を順序付けることに役立つでしょう」と語っています。宇宙の地球外生命体探しはまだまだ始まったばかりなのです。
 
Image Credit: gizmag
■Simulations suggest Kepler 62-f is "a strong candidate for a habitable planet"
http://www.gizmag.com/kepler62f-exoplanet-strong-candidate-habitable/43584/

-ads-

-ads-