20160428nsa1
 
現在も元気に土星の観測を続ける、探査機「カッシーニ」。現在同探査機は土星の環の観察を行なっていますが、そのカッシーニから不思議な土星の環の画像が送られてきました。上の画像を見ると、どうも2つの角度の違う環が重なっているように見えませんか?
 
実はこれ、別々ではなく一つの平面の環がみせる複雑な現象なんです。土星を囲う環は複数の環がバームクーヘンのように集まってできているのですが、それぞれの環が環の平面の後ろ側に影を落とし、それが角度の違う環のように見えるそうなんです。
 
また、画像では羊飼い衛星の「パン」が確認されています。画像の土星の環の黒いギャップの中央に僅かに白い点が存在しているのですが…ちょっと見難いかもしれませんね。このパンは土星の環から形成されたもので、同時に土星の環に黒い縞模様を作ることにも役立っています。
 
今後、カッシーニは2017年まで観測を続け、その後土星に落下させてミッションを終える予定です。土星の観測を10年続け、衛星「タイタン」に海や川、湖があることを発見するなど土星探査に大きな役割を果たしたカッシーニ。ミッションは後1年を残していますが、これまでお疲れ様と言ってあげたいですね。
 
Image Credit: NASA
■Cassini image captures phantom rings
http://www.gizmag.com/nasa-cassini-saturn-rings/43003/

 オススメ関連記事