20160408nseti
 
いわゆる宇宙人を探す、地球外知的生命体探査プロジェクト「SETI」。これまで同プロジェクトは電波望遠鏡や光学望遠鏡を用いて、宇宙から地球に向けて発せられている(であろう)メッセージを探し続けてきました。そして今回、同プロジェクトは2年間かけて、より薄暗い宇宙の探索を開始します。
 
SETIがターゲットとしているのは2万の赤色矮星です。赤色矮星とは太陽より小さな恒星で、銀河の恒星の75%を占めています。またその寿命は長く、その多くは太陽よりも数十億年前に誕生したものです。SETIが赤色矮星を探す理由を、同研究所の天文学者のSeth Shostak氏はこのように答えています。「古い太陽系はより知的生命体を生み出すための時間があったはずです。古いはよい、ってことです」。
 
しかし、赤色矮星の太陽系で生命を探すのには難点もあります。まず、赤色矮星に近い惑星が水をもつちょうどいい場所に存在する可能性が低いこと。また、そのような惑星は常に赤色矮星に片方の面を見せているために、片面はアツアツ、もう片面はヒエヒエな天体である可能性があるからです。
 
しかし、近年の研究では赤色矮星の多くが生命の存在しうる惑星を持っていること、そして自転と公転が同期している衛星でも、海と大気の状態によっては地球型の生命が発生しうると考えられるようになったのです。
 
今後、SETIは北カリフォルニアにある電波干渉計のアレン・テレスコープ・アレイを利用して、赤色矮星の探査を行ないます。地球の外に宇宙人がいるのかは人類の宇宙に対する最大の関心事ですが、なんだか見つかってほしいような見つかってほしくないような…不思議な気持ちです。
 
Image Credit: SETI
■SETI’s New Alien Life Hunt Targets 20,000 Small, Dim Stars
http://www.space.com/32422-seti-search-alien-life-red-dwarfs.html

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