0311InSight

米航空宇宙局(NASA)は3月9日、搭載機器の不具合で打ち上げが中止され、今後の動向が注目されていた火星探査機「インサイト」について、2年後の2018年5月5日に再打ち上げを目指すことを決定したと発表した。

火星への到着は同年11月26日に予定されている。

インサイトは火星の地中を探る探査機で、当初は今月の打ち上げが予定されていた。しかし昨年末、フランス国立宇宙研究センターが開発した地震計に不具合が見つかり、打ち上げまでに修理は不可能と判断されたことで打ち上げが中止された。

地球と火星との位置関係から、火星探査機の打ち上げに適した時期は2年2か月ごとにしか訪れない。また、問題が起きた地震計の改良や、完成している探査機本体や他の機器の保管などにさらに予算が必要になることから、NASAなどは追加予算を投じて2018年の打ち上げを目指すか、あるいはインサイト計画を完全に中止するかの選択を迫られていた。

なお、延期にともなう追加費用の額はまだ不明だという。

インサイトは火星の内部構造を探ることを目的とした探査機で、NASAが2007年に打ち上げた探査機「フィーニクス」をもとに開発され、米国をはじめ、フランスとドイツなどの観測機器を搭載する。

Image Credit: NASA

■Insight: News & Features: NASA Targets May 2018 Launch of Mars InSight Mission
http://insight.jpl.nasa.gov/newsdisplay.cfm?Subsite_News_ID=38535

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