
ドローンはさまざまなビジネスへの応用が期待されていますが、一方私有地への侵入や航空機への接近など、残念ながら新たなトラブルを起こしています。そんなドローンを捕獲すべく、「ドローンの捕獲用バズーカー」が開発されました。
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OpenWorksが開発したドローン捕獲用バズーカー「SkyWall 100」は、肩に担いでバズーカーのようにドローンの捕獲ネットを発射できます。その射程距離は100m。また本体は22ポンド(約9kg)と、携帯性にも優れています。
そのゴツい見た目に反して、SkyWall 100の使い方は至極簡単。2つのレンズが搭載されたスコープを覗くと、自動でドローンまでの距離を測定。そして発射の準備が整うとロックオンをし、アラートで使用者に伝えます。まるで戦闘機みたいでかっこいいですね!
そしてネットを発射! ネットは自動で展開され、ドローンを捕獲します。
ネットはドローンにからみ、その動作を停止。さらにネットにはパラシュートがついており、ドローンとネット、そして打ち上げ用の弾頭をゆっくりと地面に落下させます。落下したドローンがどのような持ち主から操縦されていたのかを調査をするためにも、ドローンを壊さないで捕獲できるSkyWall 100は最適です。
SkyWall 100の価格や発売時期は未定。ただ、年末までには販売を開始したいとしています。
日本の警視庁はドローンの捕獲ドローンを開発しましたが、そちらは連続飛行でドローンを追いかけられるのが魅力。ドローン捕獲バズーカーもドローン捕獲ドローンも、状況に応じて使い分けることができそうです。しかし、ドローンへの対抗策がここまで進んできているとは…SF映画などで語られてきた近未来が、もうすぐ現実になろうとしてます。
Image Credit: YouTube
■SkyWall drone defense system can drop a quadcopter from 100 meters
http://thenextweb.com/shareables/2016/03/04/skywall-drone-defense-system-can-drop-a-quadcopter-from-100-meters/