欧州宇宙機関(ESA)は2月26日、2020年ごろに打ち上げを目指す小惑星探査機「AIM」に搭載する小型の着陸機「MASCOT-2」の想像図を、ドイツのケルンにあるドイツ航空宇宙センターで公開した。

AIM(Asteroid Impact Mission)はESAが計画している小惑星探査ミッションで、米国の小惑星探査ミッション「DART」との共同で実施される。AIMとDARTはともに、小惑星「ディディモス」を目指す。ディディモスは主となる星のほかに、非公式に「ディディムーン」と呼ばれる、小さな衛星をもっていることがわかっている。

AIMはこの両方の星の探査を行うほか、小惑星の軌道を変えられるかどうかの実験として、ディディムーンにDARTが体当たりし、AIMがその様子を観察するという、大掛かりなミッションとなっている。

MASCOT-2は電子レンジほどの大きさの探査機で、AIMに搭載されて打ち上げられ、ディディモスに到着後に分離、ディディムーンに着陸する。AIMと共同で星の内部を探るほか、DARTが衝突したあとの変化などを調べることになっている。活動期間は3か月ほどが予定されている。

ESAやDLR、フランス国立宇宙研究センター(CNES)は、これまでに彗星着陸機「フィラエ」の開発と運用を経験しており、また小惑星探査機「はやぶさ2」と一緒に小惑星「リュウグウ」を探査する「MASCOT」(初代)を開発し、現在リュウグウへ向けて飛行を続けている。

Image Credit: ESA

■ESA TechnologyさんはTwitterを使っています: “#AIMmission Mascot-2 asteroid lander covered with solar panels, to survive for approx 3 months on asteroid https://t.co/4oug0dvqUI”