「ファルコン9」ロケット、明日朝に打ち上げへ

スペースX社とSES社は2月28日、延期が続いている通信衛星「SES-9」を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げについて、米東部標準時2月28日18時46分(日本時間29日8時46分)に再設定したと発表した。

打ち上げ可能な時間は約90分間が確保されている。延期の場合は翌日以降となる。打ち上げの模様はスペースX社のWebサイト、YouTubeなどで生中継が予定されている。

今回の打ち上げは当初2月25日に予定されていたが、打ち上げ約30分前に打ち上げ成功を確実なものとするため、推進剤の液体酸素をより冷やすことを決定したとして延期。翌26日に再挑戦されたが、今度は1分41秒前で、液体酸素をロケットに充填する作業で問題が発生したとして中止となっている。

ファルコン9(ファルコン9フル・スラスト)は、推進剤の液体酸素とケロシンを通常よりさらに冷却し、密度を高めて搭載量を増やすことで、旧型機と比べて打ち上げ能力を向上させている。そのため、従来のファルコン9に比べると、取り扱いが難しくなっている。

今回の打ち上げでは、通信衛星「SES-9」をスーパーシンクロナス・トランスファー軌道という、静止衛星の打ち上げで使われる、いくつかある軌道のうちのひとつに打ち上げる。

また、前回に引き続き、打ち上げ後のロケットの第1段機体を海上の船に降ろし、回収する試験も行われる。しかし、今回はロケットの飛行経路の問題で回収は難しいとみられており、スペースX社は自ら「成功する見込みはない」と明らかにしている。

スペースX社はロケットの低コスト化を狙い、打ち上げたロケットを回収し、再使用するための開発や試験を数年前から続けている。昨年末にはロケットを発射台に程近い陸上に着陸させることに成功しているが、それと並行し、ロケットを陸まで戻せない場合に、飛行経路の下にある洋上に浮かべた船の上に着地させて回収する試験も行っている。

船での回収は昨年1月と4月、そして今年1月にも行われているが、船の上空までに降りてくることはできたものの、甲板に激突、あるいは着地後に転倒するなどして機体が大きく破壊されており、完全な成功には至っていない。

Image Credit: SpaceX

■SESさんはTwitterを使っています: “SES and SpaceX are now targeting to launch #SES9 on Sunday, 28 February, at 6.46pm ET, with a backup date on Monday, 29 February!”
https://twitter.com/SES_Satellites/status/703634698237517824

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