米スペースX社は1月16日、昨年末に着陸に成功した「ファルコン9」ロケットの第1段ロケット・エンジンを、地上で再度点火する試験を行った。

同社のイーロン・マスクCEOによると、点火には成功し、データも良好だったものの、エンジンのうちの1つに推力の変動が見られたという。マスク氏によれば、これはデブリ(ゴミ)を吸い込んだためである可能性があるとしており、今後ボアスコープ(小さな穴の奥などを覗ける装置)を使ってさらに調査を進めるとしている。

このファルコン9は日本時間2015年12月22日(米国時間21日)、通信衛星の打ち上げに成功すると共に、打ち上げに使った第1段機体を、発射場の近くまでUターンさせ、着陸することにも成功した機体。同社はロケットの打ち上げコストを劇的に下げるため再使用することを計画しており、この着陸はその第1歩となった。

また、ロケットを再使用するためには、1回の打ち上げで機体へどれだけの負荷がかかるのか、どういった点検や整備が必要になるのかといったことを調べる必要があり、今回の試験で、同社は再使用に向けた大きな知見が得られたものと見られる。

同社ではまた、日本時間1月18日3時42分18秒に新しいファルコン9を打ち上げ、第1段機体を太平洋上に浮かべた船の上に降ろすことを計画している。

Image Credit: SpaceX

■Elon MuskさんはTwitterを使っています: “Conducted hold-down firing of returned Falcon rocket. Data looks good overall, but engine 9 showed thrust fluctuations.”
https://twitter.com/elonmusk/status/688173528017850368

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