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北海道で観測された低緯度オーロラ

北海道足寄郡陸別町にある銀河の森天文台にて12月21日未明、低緯度オーロラが観測されました。観測されたのは天文台屋上から北の空で、画像の雲の上のすこーし赤い部分が低緯度オーロラになります。

オーロラとは別名「極光」とも呼ばれる発光現象です。その原理としては、まず太陽から吹き付けるプラズマが地球の地磁気との相互作用から地球磁気圏内に入り、「プラズマシート」という場所にたまります。そしてそのプラズマが何らかのきっかけで地球大気(電離層)へと落下した時に、発光現象を起こす…というのが現在の定説です。

オーロラは一般に緯度が60度から70度の地域「オーロラベルト」で観測されます。北海道の緯度は41度~45度程度ですので、同地域でオーロラが観測されることはあまり多くなく、今年では3月と6月に1回ずつ観測されています。また名古屋大学宇宙地球環境研究所の塩川教授によると、今回のオーロラは12月20日から始まった磁気嵐によって発生したそうです。

かつてオーロラは赤いものが多く観測されたことから、血を連想させる不吉な予兆と捉えられていた時代もありました。しかし今ではオーロラはその美しさから、カナダや北欧を中心に見学ツアーが盛んに組まれています。今回の北海道のオーロラも、クリスマスに合わせたサンタクロースからのプレゼントだったのかもしれませんね。

 

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Image Credit: 銀河の森天文台
Source: 銀河の森天文台
文/塚本直樹

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