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米国のスペースX社は2015年12月22日10時29分(日本時間)、通信衛星「OG2」を搭載した「ファルコン9」ロケットを、フロリダ州ケイプ・カナヴェラル空軍ステーションから打ち上げた。

ロケットは順調に飛行し、離昇から約15分後から20分後までに、搭載していた11機のOG2衛星をすべて分離し、打ち上げは成功した。また14時30分までに、米軍もOG2が予定通りの軌道に衛星が乗っていることを確認している。

OG2は米国オーブコム社が運用する通信衛星で、地球低軌道に複数の衛星を配備し、通信インフラが整っていない地域に向けた通信サービスを展開している。

今回の打ち上げではまた、ロケットの第1段機体をケープ・カナヴェラル空軍ステーションに着陸させる試験にも挑戦。ロケットは無事に着陸に成功した。人工衛星を打ち上げたロケットが、垂直着陸に成功したのは今回が世界初となる。

同社はロケットの低コスト化を狙い、機体の再使用化に向けた開発を進めている。これまで洋上や、無人の大型船の上に降ろす試験を行ってきたが、成功したことはなく、今回が陸上への着陸初挑戦にして、初成功となった。

ファルコン9は今年6月28日に「ドラゴン」補給船運用7号機を打ち上げた際、空中分解を起こし、打ち上げに失敗。以来、打ち上げ停止の状態が続いていた。また、今回の打ち上げで使われたファルコン9は、ロケットの全体に改良が加えられ、従来型に比べ打ち上げ能力が大きく向上した新型機でもあり、スペースX社にとっては大成功ともいえる結果となった。

Image Credit: SpaceX

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