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宇宙はその大きさもさることながら、時間の単位もすさまじい。例えば、宇宙は生まれてから約138億年経っているとされています。138億年なんて、自分の寿命を何百倍にしても想像のつかない長さですよね。そして、その宇宙の寿命に匹敵するような「超古い銀河」が発見されました。
 
上画像の四角い箱に中でかすかに赤く光っているのが、今回発見された銀河「Tayna」です。Taynaは私達の宇宙が生まれてから約4億年後より存在していたことが判明しています。つまり、Taynaは少なくとも130億歳以上、おそらく134億歳前後のものっすごい古い銀河なんです。

この銀河を発見したのは、ハッブル宇宙望遠鏡とスピッツァー宇宙望遠鏡。Taynaは地球から40億光年離れたMACS J0416.1-2403という銀河団から発見されました。その大きさはおそらく天の川銀河にある大マゼラン雲と同じ大きさですが、観測時点では最大で10倍の星を保有しているようです。

このような古い銀河の発見は、宇宙がどのようにして成り立ったのかを学ぶのに役立ちます。現在ハッブル宇宙望遠鏡に変わるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が建造中ですが、そちらでもやはり宇宙の始まりの秘密が解明されることが期待されています。
 
Image Credit: gizmag
■NASA Space Telescopes See Magnified Image of the Faintest Galaxy from the Early Universe
http://www.nasa.gov/feature/goddard/nasa-space-telescopes-see-magnified-image-of-the-faintest-galaxy-from-the-early-universe
■Astronomers detect ultra faint galaxy dating back to the early universe
http://www.gizmag.com/nasa-faint-galaxy-tayna-hubble-spitzer/40778/

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